油与商店店長です。ふぐの子(卵巣)の糠漬けの美味しい召し上がり方・料理として、ふぐの子を使った前菜をご紹介をします。
こちらの前菜は、【ふぐの子カプレーゼ】です。カプレーゼ(正式にはインサラータ・カプレーゼ)とは、スライスしたトマト、チーズ、バジリコ(もしくはオレガノ)を使ったサラダで、塩やオリーブオイルで味付けしたものです。直訳すると、「カプリ島のサラダ」という意味になります。
この【ふぐの子カプレーゼ】は、塩の代わりにふぐの子の薄い輪切りを用い、カマンベールチーズと狼トマトで挟み、オリーブオイルを振りかけたものです。
チーズの女王とも呼ばれるカマンベールチーズは、濃厚なコクと旨味があります。狼トマトとは、糖度の非常に高い(15度以上)品種です。それぞれ単体で召し上がっても美味しいものですが、塩気の強いふぐの子と組み合わせることで、別次元の1品として仕上がります。
塩気が強いふぐの子を足すことで、全体の味に深みが増します(但し、ふぐの子は薄い輪切りというのがポイント、厚すぎるとふぐの子の風味が勝ってしまいます)。さらに、いしる(魚醤)ベースの味付けであるふぐの子とオリーブオイルとの相性は抜群です。これらのうち、一つでも欠けると成り立たない逸品となっております。
お酒と組み合わせるなら、やはり赤ワインでしょうか。
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