干物の種類・分類について

油与商店店長です。前回、平ふぐの天日干しについて書きました。天日干しというのは、天日乾燥のことで、人工乾燥のものと大分・区分されてます。

魚介類の干物でいうと、すぐにイメージできるのは【あじ・さば・ほっけ】といったところでしょうか。(あと、【かれい】も)。ここ金沢ではそれほど種類は多くないのですが、東京の方ですと上記の魚種の干物の種類が数多く見受けられます。ここでいう種類とは、製造工程が異なるもの・人工乾燥での工程が異なるもののことです。

 

・灰干し…紙などの中で上下に火山灰を敷き詰め、身の水分を吸収させたもの。

 

・文化干し…透水性のあるセロハンなどに挟み吸湿剤の中で乾燥させたもの。

 

・凍干し…魚介類を凍結した上で融解し水分を除去することで乾燥させたもの。