こんかいわしの仕込~本漬け

油与商店店長です。

 

引き続き、【こんかいわし】の仕込みの話を。

 

前回の塩漬け作業の約10日後の作業の続きの話となります。

 

 

塩漬けしたいわしは、塩の浸透により固く締まっております。

 

まず大きさを選別し木桶に漬け込む数量を読み込んでいきます。

 

このころには、塩漬けしたタンク内は【いしる】の原液であふれています。

次に木桶に漬け込んでいくのですが、このとき塩漬けしたいわしを米糠にまぶします。

 

この米糠は、石川県産の【コシヒカリ】のものです。

 

米どころである金沢の自然の恵みを活かし、米糠にも拘っております。(こちらもご参照ください)

木桶に米糠にまぶしたいわしを、一匹ずつ丁寧に並べていきます。

 

一段並べると、米糠・糀(こちらも石川県産【コシヒカリ】のものです)・唐辛子をふりかけ、また一匹ずつ並べて漬け込んでいきます。

 

また、いしるは適時注ぎます。

この作業を繰り返し、桶の上いっぱいになるまで漬け込みます。

 

桶の縁に【まぎ藁】(三つ編みにした藁)を埋め込み、蓋をして漬け終わりとなります。