油与商店店長です。
油与商店では【こんかいわし】の漬け込み作業に入っております。
この【こんかいわし】とは、いわしの糠漬け(ぬかづけ)のことです。
昔、魚を保存させるのが目的で作られ始め、今では嗜好品・珍味として親しまれています。
原料には【うるめいわし】を用いるのですが、頭を除去し漬け込んでいくので、頭取り作業を行います。包丁を使わず、手で素早くむしり取っていきます。
この作業は包丁を使わず、手で素早くむしり取っていくという手作業です。
これは、1回に捌く量が大量なためです。
その後、間を置かず一気に塩漬けします。
塩の量は、いわしの全重量に対しおよそ3割ほどです。
この塩漬けの期間は10日間ほどで、その間に塩の浸透から出る水分は、油与商店の糠漬けの味の決め手となる【いしる】の源となります。
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