油与商店店長です。前回の【ふぐ塩漬け】の続き・・・塩の適量の話です。
ふぐ身に対する塩漬けに必要・適量な、塩加減というものは微妙で難しいものです。
塩加減が弱いと、天日干しした際、
①ふぐ身・身欠きふぐの仕上がりが赤くなります。
②また、身が薄くなります(但し、長さは変わりません)
これが、塩加減が弱い・甘い時の目安です。
逆に、塩加減が強いと干し上がり後の身欠きふぐは、
①白く仕上がります。
②身が、ころころと分厚く干し上がります。
塩が強すぎると、逆に水分の既出が十分でなくなり、身の芯の部分の水分が残るためです。
このような塩加減が強いふぐ身を糠・粕に漬け込むと、上記の理由の為、製品が柔らかくなってしまいます。
油与商店では、この塩加減にもこだわりを持ち、追及した技巧を駆使しております。
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