ふぐ漬け込み

油与商店店長です。

秋の装いを感じ始めたこの季節、油与商店ではふぐの身の糠漬け作業に入っております。

日中、気温が30℃を下回り、風が涼しくなったこの季節、ふぐの身の天日干しをするのに最適なのです。

このふぐの身はごまふぐを3枚に卸したもので、5・6月に入荷したものの卸し身を約半日塩漬けし、その後4・5日かけて天日で乾燥させ本乾状態にします。

太陽の恵みをたっぷり受けた本乾のふぐがこちらです。この本乾のふぐは、整形作業済みのものです。

このふぐを木桶に並べ、米糠・糀と漬け込んでいきます。

そして味の決め手となるいしる(うるめいわしの魚醤)をその工程の間、3,4回注ぎます。


 

そして目いっぱいに漬け込んだ桶のふちに編んだわら(まぎ藁)を置き、木蓋をして本漬け終了となります。

これより1年ないしは2年の時を経て出荷となります。

 

(かかる年数はふぐの大きさによるものです)