心待ちにされている夏季限定の逸品

「菊姫」山廃純米呑切原酒

毎年7月に発売される夏季限定商品で、「呑み切り」とは、酒造期に火入れ(熱殺菌処理)をした貯蔵タンクから原酒を少し取り出し、異常なく順調に熟成が進んでいるかを確認する工程です。

熟成前の荒々しさがまだ残り、骨太な味わいが楽しめる原酒です。

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【商品仕様】

■蔵元:菊姫合資会社(石川県白山市)

■造り:山廃純米酒

■容量:720ml

■原料米:山田錦(兵庫県三木市吉川町・特A地区産)

■精米歩合:70%

■使用酵母:k-7(協会7号酵母)

■熟成年数:1年未満(出荷時)

■日本酒度:-5

■酸度:3.0

■アミノ酸度:2.5

■アルコール度:19~20%

■保管:冷暗所(開栓後は冷蔵庫)

山廃仕込みらしいどっしりした甘みや旨味

【味わい】…軽快

■甘辛:甘口

■味わい:荒々しくも鮮烈な酸味の中から、原料米由来の豊かな旨みがじわじわと口の中に広がります

■後口:グッと来る飲み応えがあり、原酒らしいボリューム感のある強靭な味わい

 

【香り】…練乳やミルクキャンディー様の甘い香り

【飲み方】

◎ロック…原酒らしい強靭でボリューム感のあるテイストを楽しめる。ソーダ割りにも適しています。

◎冷酒…熟成感のある甘味から、爽やかな酸が広がり、最後はしっかりキレてくれる。


呑み切りとは

「呑み切り」呑み】とはタンクの中の清酒を出し入れする栓のことを言い、これを開ける事を【切る】と言います。

 

「呑み切り」は酒造期に火入れ(熱殺菌処理)をして貯蔵しておいた原酒をタンクから取り出して、異常なく順調に熟成が進んでいるかを確認する作業です。

 

春から夏に掛かるこの時期は、新酒特有の香り【麹ばな】が消え始めるため、熟成の度合いを見極めるポイントの時期でもあります。

 

菊姫の山廃仕込純米酒としては未完成品ですが、熟成をさせた山廃仕込純米酒の良さを再認識して頂くために、またこの時期ならではの味わいを楽しんで頂くためにあえて出荷させて頂いております。

「ひやおろし」の導入部・前振りのようなお酒

通常は加水調整(アルコール分16%)、2度火入、そして2~3年間は熟成させてから出荷となる「山廃純米」ですが、この「呑切原酒」は加水調整なしの原酒(アルコール分19%以上)、新酒を一度だけ火入した生詰原酒を約半年、蔵内で冷蔵熟成させた生酒の風味に近い、通常の菊姫とは異なる限定出荷酒です。

 

新酒時の生原酒にあった若さや荒々しさが少し落ち着きを見せ始めながらも、喉越しはまだまだ絞りたて同様に暴れます。酒質としてはまだまだ未完成ですが、この微妙なアンバランスがこの時期のこの酒だけの面白さです。火入れの菊姫のコクとほんの少しの熟成感が加わり、複雑な個性を発揮しています。

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